CASE REPORT | SUPERB™ TECHNOLOGY × NASOLABIAL FOLD
皮膚由来のほうれい線に、なぜSUPERB技術が必要なのか|ソフウェーブ+エラビエリトゥオRe2Oの症例
sofwave.jp|韓国みにょんクリニック銀座 院長 宋 珉英(Song Minyoung)
ソフウェーブの中核をなす技術に「SUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam Technology)」があります。本コラムでは、皮膚由来のほうれい線症例を題材に、SUPERB技術がどのような仕組みで、なぜ皮膚由来のケースに適しているのかを、医学的な観点から解説します。
皮膚由来のほうれい線は、真皮全体のコラーゲン・エラスチンが広く減少している状態です。点で焦点を結ぶ治療ではなく、真皮の狙った深さを面として均一に加熱できるSUPERB技術が、この病態に適している理由を整理します。
目次
1. 症例の概要
| 部位 | ほうれい線(両側) |
| 診断 | 皮膚由来の要素が主体(脂肪・骨格由来の要素は軽度) |
| 治療内容 | ソフウェーブ(SUPERB技術)+エラビエリトゥオRe2O 6cc |
| 評価時期 | 1回照射後 |
※ 個人情報保護のため、年齢・性別等の詳細は記載していません。効果には個人差があり、本症例の結果を保証するものではありません。
2. Before / After
症例情報(医療広告ガイドラインに基づく表示)
・治療内容:ソフウェーブ(SUPERB技術)+エラビエリトゥオRe2O 6cc(1回)
・費用:自由診療のため、費用は診察時にご案内します
・主なリスク・副作用:赤み、腫れ、内出血、熱感、左右差、注入部位のしこりなど
・エラビエリトゥオRe2Oは国内未承認の医療機器・医薬品です(詳細はページ下部の表示をご確認ください)
・効果のあらわれ方には個人差があり、結果を保証するものではありません。
3. 動画で見るSUPERB技術
SUPERB技術が真皮にどのようにエネルギーを届けるかを視覚的に解説した動画です。
4. SUPERB技術とは何か
SUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam Technology/同期式超音波並行ビーム技術)は、ソフウェーブの中核をなす独自技術です。複数の超音波トランスデューサーから、同期した超音波ビームを並行に照射することで、真皮の狙った深さ(中間層、約1.5mm)に、面として均一な熱を発生させます。
- ✔7列の超音波ビームが同時にエネルギーを届け、高い体積カバレッジを実現
- ✔ターゲット組織を60〜70℃まで、治療的に意味のある時間(4〜5秒パルス)加熱
- ✔表皮を保護する統合冷却機構「Sofcool™」を併用し、皮膚表面へのダメージを抑制
- ✔皮膚表面に対して平行な方向に、指向性のある熱凝固を形成し、均一で再現性の高い結果につながるとされる
1回の照射(30〜45分程度)で完結する設計であり、ダウンタイムも比較的少ないとされています。
5. なぜ皮膚由来のほうれい線にSUPERBが必要なのか
ほうれい線の原因は、皮膚由来・脂肪由来・骨格由来・筋肉由来に分類されます。このうち皮膚由来のケースは、特定の一点が弱っているのではなく、真皮のコラーゲン・エラスチンが面として広く減少している状態です。
HIFU(高密度焦点式超音波)のように、超音波エネルギーを点で焦点結合させる技術は、比較的深い層(SMAS等)に狙いを定めるのに向いていますが、真皮という比較的浅く薄い層全体を、均一かつ面的に加熱する用途には設計上の得意・不得意があります。一方でSUPERB技術は、並行ビームによって真皮の狙った深さを面として均一に加熱するよう設計されているため、皮膚全体のハリ低下が原因となっている皮膚由来のほうれい線には、この「面としての均一な加熱」という特性が適していると考えられます。
※ 脂肪由来・骨格由来の要素が強い場合は、SUPERB技術単独では対応が難しく、注入治療等の併用を検討します。
6. 本症例における設計|SUPERB+Re2Oの役割分担
SUPERB技術(面)
真皮全体に均一な熱を届け、コラーゲン・エラスチンの産生を面として底上げする役割。
エラビエリトゥオRe2O(点・線)
面の底上げだけでは残る、局所的な構造の支持不足を緩やかに補う役割。
本症例では、面全体のハリ低下にはSUPERB技術で対応し、それでも残る局所的な支持不足をRe2Oで補うという、層と範囲を分けた設計を行いました。
7. リスク・副作用
- 赤み・腫れ・内出血・熱感(多くは数日程度で軽快)
- 注入部位のしこり、左右差
- 効果の感じ方・持続期間には個人差がある
- エラビエリトゥオRe2Oは国内未承認の医療機器・医薬品にあたる
8. まとめ
SUPERB技術は、複数の超音波ビームを並行に同期させて照射することで、真皮の狙った深さを面として均一に加熱する技術です。皮膚由来のほうれい線のように、真皮全体のハリが広く低下しているケースにおいて、この「面としての均一な加熱」という特性が適していると考えられます。局所的な構造の支持不足が残る場合は、Re2O等の注入治療を組み合わせることがあります。
韓国みにょんクリニック銀座 院長
宋 珉英 (ソン・ミニョン/Song Minyoung)
日本・韓国の両国で医師免許を取得(Wライセンス)。韓国美容の診断・デザインの考え方を日本の医療体制のもとで提供し、首しわ・皮膚由来ほうれい線・口横ドレープしわ・脂肪吸引後修正など「皮膚の余り」に対するソフウェーブ治療の症例・プロトコルを、ソフウェーブ専門サイト sofwave.jp で発信している。
経歴
- 京都大学 農学部 応用生命科学科 卒業(韓国政府国費留学生)
- 韓国 医科大学 卒業・韓国医師免許取得
- Harvard Medical School Visiting Program(2006)
- 韓国みにょんクリニック銀座 開院・院長
役職・学術活動
- JANPD(Japan Academy of Nasolabial Fold & Perioral Drape)創設者
- JABC(Japan Academy of Body Contouring)創設者
- ASLS 2026(韓国・東京)演者——口横ドレープしわをテーマに発表
- ソフウェーブ専門サイト sofwave.jp 運営
ソフウェーブ(Sofwave/SUPERB™技術)について
医薬品医療機器等法における承認番号:30700BZX00082000(顔面および頸部のしわの治療)。SUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam Technology)はSofwave社の技術名称です。効果・ダウンタイムには個人差があります。
※エラビエリトゥオRe2Oについて(国内未承認医療機器・医薬品)
エラビエリトゥオRe2O(ヒト脱細胞真皮/hADM)は、医薬品医療機器等法上、国内未承認の医療機器・医薬品です。国内で承認されている同一の成分・性能を有する製品はありません。当院医師の判断・責任のもと、適正な代理店等を通じて輸入し使用しています。重大なリスクが報告される可能性があり、副作用等が生じた場合に医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。詳細は診察時に医師よりご説明いたします。
・本コラムは1症例の経過を紹介するものであり、効果を保証するものではありません。治療方針は診察のうえ個別に決定します。